脱オタク(だつオタク)とは
いわゆるオタクっぽい言動・服装をやめること
自他ともに認めるアニメオタクであり、物語シリーズやあの花みたいな王道から桜Trickなどの百合系、Free!!みたいなスポ根系などの幅広いジャンルを視聴して、その守備範囲の広さは他の追随を許さなかった私。
しかし、高校時代は低レベルな社会性を遺憾なく発揮し、友達が少なかったです。
受験が終わり、モテてモテてしょーがない花の大学生に憧れた私は、その後いろいろな経緯や服装の研鑽を経て、約1年で「脱ヲタ」を果たした(つもりです)。
当時を振り返り、脱ヲタの良いところや気づいたことを、書き綴ります。
前提 : マニアとは似て非なる、本記事の『ヲタク』の定義
単にヲタクと言ってしまうと幅広い層が対象になってしまいます。
実際、夢中になってるものがある人は誰もがヲタクになる訳で。
この方も言及しているが、ヲタクは生き方の一つなんだと思うのです。
『脱ヲタ』の定義について考えてネットサーフィンしてたら、脱ヲタ前の人の特徴をWikipediaさんが書いてくれていました。
稚拙な言動や身なりに無頓着な傾向などのコミュニケーションスキル(→社会性)の成長が遅れたり劣っている
ふむ、なるほど。これを噛み砕いた結果がこちら。
「社会的スキルが著しく未熟な人が人並み程度に成熟すること」=『脱ヲタ』
これを『脱ヲタ』の定義とします。
この『ヲタ』に、マニア気質、という意味はありません。
アニメに詳しい風間俊介さんがアニメを見なくなることや、
自衛隊に詳しいカズレーザーさんが、自衛隊含む軍事系に対する興味を失うことを、
『脱ヲタ』とは言わないということ。
風間さんも、カズレーザーさんも、社会性は高い。
ここ、テストに出るからね。
『脱ヲタ』のためにやったこと
とはいえ、社会性を高めるために行動した、それだけです。
↓「他人」にどのように向き合ったか、という記事はこちらから。↓
身だしなみ関連は他の方の記事が詳しいです。
「脱オタ 方法」でググってくださいな。
一応私も、基本的なことを箇条書きしておきます。
・美容院に行く
・シャンプーとコンディショナーをして、ドライヤーで乾かす
・あと洗顔。
・剃髭
・肌荒れを治す
・服の色は無彩色+1、黒多め。
・服は洗う
・謎に香る洗剤や柔軟剤を使わない
・寝癖直す
・メガネの汚れは拭く
・歯を磨く
・舌も磨く
・いわゆるオタクアイテムを使わない
(例: 緩すぎるサイズの服、英字t、チェックシャツ、ハイテクスニーカーなど)
ざっくり言うと、
服装でも会話でも相手が生理的に受け付けない水準を上回れば脱オタ達成です。
脱ヲタして手に入れたのは、社会性
対人コミュニケーションの自信が高まる
コミュニケーション能力にある程度の地力をつけると、かなり人生が楽になります。
主観ですか、ImpossibleモードからHARDモードになった、という感じでしょうか。
さらにこの自信は、他分野のあらゆることでも生かされますし、必ずいい影響をもたらします。
とはいえ、コミュニケーション以外の分野では根拠のない自信になるのですが。笑
人にモテる基礎ができる
脱ヲタするころにはある程度の社会的スキルが自然と身につきますし、初対面から嫌な顔をされることはほぼなくなります。
これは脱ヲタ前と比べると大きな違いなので、間違いなく自信になります。
絶対女の子にモテる!!とは口が裂けても言えませんが、勇気と縁があれば、彼女はできるかもしれません。
脱ヲタ=モテる じゃない。
モテに近道はない
脱ヲタ生活で気づいたことは、
「モテアイテム」みたいなものは絶対ない、ということ。
モテない男はモテに対して執着しています。
そんな人の前に「この財布を持てばモテる!」なんて言えば、脇目もふらず、飛びつきたくなる。
それがモテない男です。
対象が女の子であれ、イケメンであれ、パートのおばちゃんであれ、人にモテるために特別必要なアイテムはありません。あたりまえだけど。
大事なのは、相手に心を傾け続けることをやめない気持ちを持ち続けること。
挨拶も、笑顔も、話題を広げることも、相手の気持ちを尊重することも、全てそこにつながるように思うのです。
モテることはゴールではない
多くの人と話せるようになると、コミュニケーションをとることが楽しくなります。
上手くいけば、彼女もできます。
でも、そこがゴールではないのかもな、とも思います。
脱ヲタして一番嬉しかったのは、多くの人に承認してもらえることを知ったからです。
どうしようもない劣等感に苛まれていた過去の自分が、こんな未来を見れると知ったら、きっと驚くだろう、なんて思うほど。
だからこそ、承認してくれた周りの人を大切にして、自分自身も大切にする。
自分と相手とのバランスをとって、脱ヲタ後も素敵な時間を過ごしてもらいたい。
脱ヲタを目指す戦士たちよ、幸あれ
決しておごることなく、謙虚に生きましょう。
誰かのお役に立てば幸いです。