僕は大学時代の約1年半、ボランティアリーダー、いわゆるキャンプリーダーとして子どもたちとふれあってきました。
キャンプリーダー、本当におすすめです。特に、日常生活では感じられない刺激が欲しい方や、何か一つのことを成し遂げたい方はぜひ一度トライしてほしい。就活にも役立つかもしれないです。
子ども好きじゃなくても大丈夫。僕もそうでした。
コミュ障な陰キャでも大丈夫。僕もそうでした。
頑張りたい気持ちがあれば、そんなことは取るに足らない問題です。実際に体験してみて、そう思いました。
今回は、キャンプリーダーとはどのようなものか、何をするのか、その他関連情報諸々をまとめました。
- キャンプリーダーって、どんな人?
- キャンプって、何をするの?
- キャンプリーダーって、何をするの?
- キャンプリーダーになって良かったことは?
- キャンプリーダーの大変なところって?
- その他キャンプリーダーに関する諸々のこと。
- キャンプリーダーになってみたい!どうすればなれるの?
- キャンプリーダーに、なりませんか?
キャンプリーダーって、どんな人?
キャンプリーダーは、子どもたちがキャンプを楽しく過ごせるように、プログラムを計画し、レクリエーションを盛り上げ、すてきなキャンプを子どもたちと一緒に創る人たちのことです。
キャンプで子どもたちに何を感じでほしいのか、そのためにどんなプログラムを行い、どんなアクションを起こすのか、リーダー同士で意見を出しあい1つのキャンプを創ります。
キャンプ中は子どもたちが怪我なく安全に過ごせるよう、子どもたちを監督します。団体によっては7〜8人の子どもたちを率いるチームリーダーになり、キャンプのほぼ全ての時間を子どもたちと密接に過ごします。
僕自身、チームリーダーとして子どもたちと多くの時間を過ごし、子どもたちに少しでも多くの成功体験を作ってあげられるように努めてきました。
キャンプって、何をするの?
所属団体によって活動内容はかなり違うと思いますが、僕の所属していた団体ではアウトドア活動を積極的に行っていました。おそらくどの団体に所属してもそうなのではないかと思います。
料理や川遊びなどの娯楽系もあれば、山登りやしっぽとりなどのアクティブな活動もあります。最後の夜にはキャンプファイヤーも!
キャンプリーダーって、何をするの?
キャンプリーダーが一番大切にするべきことは、「子どもたちがけが・病気することなく過ごせるように、サポートすること」です。楽しい気持ちや感動体験は、健康で安全な状態が土台にあるはずです。人様の子どもを預かってアウトドア活動を行う以上、この部分は疎かにしてはいけないということですね。そのため、多くの団体はキャンプ前に、安全面に関する研修を行っています。
その上でキャンプリーダーがやることは、「子どもたちと一緒にキャンプを楽しむこと」です。楽しませる、という意識だときっと辛いと思います。
体験すればわかるのですが、リーダーの精神状態は、意外と子どもたちに伝わります。子どもたちをワクワクさせたいなら、自分からワクワクしましょう。精神論かもしれませんが、あながち嘘じゃないんですよ〜?
子どもたちとはおしゃべりや鬼ごっこなど、僕たちが知っているような娯楽が大好きです。子どもたちを楽しませる引き出しの多さよりも、リーダーが子どもの感覚、子どもの目線で物事を楽しむことのほうが、はるかに大事だと思います。
キャンプリーダーになって良かったことは?
キャンプをすればするほど、沢山の学びや気づきを得ることができます。その中でも、特に良かったと感じることを4つ挙げます。
①相手を受容するコミュニケーションができるようになる。
キャンプリーダーが交流する子どもたちは、ほとんどが小学生です。彼らは僕たちよりも干支一回りくらい幼いですが、侮ってはいけません。
子どもだと舐めてかかると、慕われません。理不尽に怒ると、反発します。彼らはリーダーの心を映す鏡だと言えるかもしれません。
大事なのは、子どもを1人の人間として尊重することだと思います。子どもたちひとりひとりを受け入れることで、僕たちリーダーははじめて受け入れてもらえます。
具体的な行動としては、①名前を呼ぶ②目線を合わせる③相槌をうつ④相手の言葉に共感や理解を重ねる⑤さらに相手のことを知りにいく
…会話のテクニックみたいで気持ち悪いかもしれませんが、おそらくこれが万人に受ける(と思われる)会話の流れだと考えます。上の5点は相手を受容するために僕なりに工夫したものの結晶です。とてもシンプルですが、これで子どもたちとの信頼関係を築いてきました。相手を理解しようとする心を持って話すことで、相手との距離感は縮まります。このような受容のコミュニケーションに関するあれこれを学ぶのに、キャンプリーダーのボランティアは絶好の機会でした。
②人を大切にする仲間が増える。
①で述べたことを大切にするのは僕に限らず、特に経験値の高いキャンプリーダーさんの多くは受容を意識してコミュニケーションをしていたように感じます。このように、相手を受け入れる素養のある人と友達になりやすいのがキャンプリーダーのいいところです。
僕自身、リーダーを引退した今でも、特に仲の良かった2人のリーダーと現在も交流が続いています。どちらも尊敬するリーダーなので、大事にしていきたいです。
③自分の意見・気持ちを明確に伝えられるようになる。
キャンプ中、リーダーだけで会議を行うことがあります。この会議は主にキャンプの方向性を確認することが多いのですが、このときに自分の意見をはっきり言えるかどうか、誰かから引き出してもらうのではなく自分の言葉で語れるか、というところが意外にもキャンプの質を決めることに繋がります。
最初は勇気がいることですし、躊躇うこともあると思います。でもそこで止まると、キャンプは半端な完成度で終わります。伝えたいことは伝えましょう。過失は謝りましょう。わからないことは聞きましょう。「自分から」を意識して行動すれば、しばらくはそれが癖になります。
④子どもたちの笑顔を見れる。
自分自身の行動の積み重ねが子どもたちの心に響いたことを感じると、やはり嬉しいです。子どもとか全然好きじゃなかった僕でも、キャンプファイヤーで涙するチームの子や、お別れの場所までずっと手を握ってくる子を見ると、
頑張ってよかったな、
って思いますもん。本当にキャンプのおかげで子どもを好きになれました。
キャンプリーダーの大変なところって?
キャンプリーダーはキャンプの準備から後片付けまで全部やります。子どもの身支度や、荷物整理を行うこともしばしばです。職業:キャンプリーダーというのは、ブラックだと感じました。
①気苦労が絶えない。ストレスもマッハで溜まる。
安全第一が鉄則なので、お風呂場などは特に肝を冷やします。
また、みんな仲良く上手くやってほしいのですが、ごくごくご〜く稀にリーダーの見ていない蔭でイジメが発生します。けがや病気はともかく、イジメはあとで大問題に発展するので、芽がでた時点で摘めるよう注意を怠りません。結果的に毎日ストレスがかなり溜まります。慣れですけどね。笑
溜まったストレスは子どもが寝静まった後のお菓子の爆食いや睡眠で発散していました。子育てもこんな感じなのかな、と思いました。
ついでに喧嘩の話も少し。喧嘩の仲裁はそんなに難しくありません。しっかり処理すれば、後の雰囲気が爆上がりすることもあります。もちろんその芽を摘むのが1番大事。
でもなんだかんだで、子どもたちのことが愛おしい。不思議な感覚。
②スマホは使えない。
多くの団体は活動中のスマホ利用は禁止です。キャンプとなると、丸3日ほと使えないこともあります。インスタもツイッターも諦めてキャンプをしてください。仮に禁止じゃないとしても、画面の中の世界より目の前の子どもたちとの時間を大切にしてほしい、というのが個人的な意見です。
③子どもたちへのアクションがささらないと、へこむ。
普通にへこみます。1人1人個性があるので、当たり前ですけどね。
正直へこんでもしょうがないので、アクションを打ち続けることが大事です。どうしても難しかったら、周りのリーダーさんに助けを求めてください。ヒントはもらえるはずですから。
④欲望に忠実になる。
僕自身キャンプ場に3週間連続滞在をしたことがあるのですが、キャンプを重ねるごとに眠気が増します。満腹でも食欲が湧きます。人によっては性欲も増します。男性諸君はオナ禁を覚悟しましょう。たぶんそんな余裕は持てないと思うけど。
その他キャンプリーダーに関する諸々のこと。
・交通費と食費は支給されます。(団体による)
・自分の氏名がわかる持ち物は使用不可です。(団体による)
・リーダー間の恋愛禁止です。(団体による)
・キャンプはマジで心震えます。(団体による)
キャンプリーダーになってみたい!どうすればなれるの?
特定の組織への勧誘記事ではないので、組織名を出すことは控えます。
ですが、こんなサイトをオススメしてみます。
activo
テーマを選択⇒子ども・環境 で、いろいろでてきます。
大学なら、掲示板に貼り紙があるかもしれません。NPO主催のものもあれば、大阪市のような公的団体が関わっているものもあります。まずは連絡することをオススメします。
キャンプリーダーに、なりませんか?
別にキャンプリーダーになったら人生が変わる訳ではないですし、受け身な活動ではなにも得られないです。
でもわざわざこの記事を閲覧してくれた方はきっと、主体的に行動できる方だと思っています。もしかしたら現状につまらなさを感じている人かもしれません。
キャンプリーダーは数あるボランティアのうちの一つでしかありませんが、主体的に行動すれば、必ず実りある活動になります。1年半の間リーダーとして活動した、僕が保証します。
字ばかりの記事になりました。閲覧ありがとうございました。
チャレンジするあなたの参考になれば幸いです。